読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

リチャード・P・ルメルトの『良い戦略、悪い戦略』を読んだ

読書メモ

f:id:gantt:20160531062340j:plain

 

「戦略とは何か」というものに対して一定の答えがほしくなり、ずっと前から読もうと思っていた本である、リチャード・P・ルメルトの『良い戦略、悪い戦略』を読んだ。

この本は、読んでよかったと思う。

 

この本によると、戦略には3つの「カーネル(= 核)」が必要であり、それはこの3つ。

  1. 診断
  2. 基本方針
  3. 行動

 

この「戦略のカーネルをきちっとおさえる」という考え方が、戦略を考える上でのほぼすべてを表していた。

 

1. 診断

状況を診断し、取り組むべき課題をみきわめる。良い診断は死活的に重要な問題を選り分け、複雑に絡み合った状況を明快に解きほぐす。

 

状況を把握し、整理することはめんどくさいので省略されがちであるが、思いつきで進めるのは悪い戦略を生んでしまう。

めんどくさがらずに分析することが重要。

 

2. 基本方針

診断で見つかった課題にどう取り組むか、大きな方向性と総合的な方針を示す。

 

状況が把握できたのち、どのように進めるかの大枠を決めることが大事。方針を定めることで、何を行うか、何を行わないかを決めていくことができる。

 

3. 行動

ここで行動と呼ぶのは、基本方針を実行するために設計された一貫性のある一連の行動のことである。すべての行動をコーディネートして方針を実行する。

 

基本方針を立てたところで、戦略ができあがったと思われることが多いが、具体的に何をしていくべきかという行動まで示されていることが戦略には必要。

 

 

すごくシンプルに3つの要素にまとめられているが、これらのすべてがちゃんと揃っているかを振り返ることで、ちゃんと戦略が立てられているかを確認することができるのがすごい。

ぼく自身、めんどくさがりやですぐに診断をすっとばそうとしてしまうので反省したい。

聞こえのよい方針や、なんだか響きのかっこいい方針だけ立てて、「これが戦略です」といわれても確かに何をしてよいか分からないことがある。

方針が明瞭であり、さらに行動まで示せるようにしなくちゃいけない。

 

 

戦略とは、「目標を達成するために、現状を分析し、取捨選択のもととなる方針を策定し、実行可能な行動まで含めて示したものである」ということを肝に命じて、しばらく行動していきたいと思う。

 

良い戦略、悪い戦略

良い戦略、悪い戦略