くじら手帳

京都に住む父親サラリーマン投資家の備忘録。

チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』を読んだ

 

f:id:gantt:20170616144929j:plain

 

投資方針を考えるにあたり、いくつか本を読もうと思い、チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』も手にとってみた。

 

敗者のゲーム〈原著第6版〉

敗者のゲーム〈原著第6版〉

 

 

この本に書かれていた、長期投資家として実行すべきアクションをメモしておく。

 

敗者のゲーム

テニスの試合に例えられていた。

敗者のゲームとは、アマチュアのテニスのように負ける側がミスを積み重ねることで勝負が決まるようなゲーム。

これに対して、勝者のゲームとは、プロテニスのように勝つ側が勝つために行ったプレーで勝負が決まるようなゲーム。

過去、投資の世界は勝者のゲームであったが、時代は変わり敗者のゲームになってしまっている。

この状況下どうしていくべきかというお話。

 

長期投資の目的を確認する

引退後の生活や家族のために、いつまでにどれだけ資産が形成されている必要があるかを確認する。

60歳で引退したいなら、その後の生活費や医療費、親族への援助なども含めていくらの資産を築いておく必要があるかを定める。

年金や社会保障、自分で入っている保険のことも踏まえつつ、いくらくらい必要なのかを考える必要がある。

 

適切な投資政策を策定する

結論から言うと、この本では資産を世界に分散させつつ、インデックス投資を行っていくのがよいと書かれていた。

特に「ホームバイアスがかかって自国のものに投資しがちだけど、給与をその国の通貨でもらっているんだから、他国に投資していきましょう」「長期投資をするのであれば、債権よりも株式の方がよい」というのも書かれていた。

 

投資政策を考えるにあたっては、どれだけリスクをとれるかということと、どう分散させるかということは考えなくちゃいけない。

長期投資の目的に対して、それを達成していくための現実的で実現性のある投資政策を策定する必要がある。

また、場当たり的な思いつきで方針変更をしてしまわないように、策定した投資政策を文書化しておくことも大事。

 

ブレずに投資政策を維持する

適切な投資政策を維持するのが大事。

ミスターマーケットの誘惑や脅しに踊らされて、投資判断を行ってはいけない。

ミスターバリューを信じて投資政策を維持継続していくことが長期でリターンを得るためには重要。

 

短期でみたらリターンが大きいとか小さいとかはあるのかもしれないけれど、長期投資という前提に立つと、リターンも平均に回帰していくという考え方。

世界中のプロのファンドマネージャーたちが調査を行った上で投資判断を行い、その結果全体的に上がったり下がったりしており、良いも悪いも市場には効率的に織り込まれていく。

個人投資家がプロのファンドマネージャーと同じように売買するのはとても大変だし、そもそもプロのファンドマネージャーとは同じ投資判断をするレベルには立てない。

インデックスファンドは市場と同じ動きをしていくので、長期的には成長していくという前提のもと、ドルコスト平均法でインデックスファンドに継続的に投資し、身を任せるのがよいと考えられる。

 

年に1回は振り返りを行う

目的を再確認し、進捗状況を確認するのが大事。

きちんと検証を行うことで目的達成に一歩近づく。

よい投資政策であれば見直しの頻度は低いけれど、時には政策の見直しも行わなくてはいけない。

また、ちゃんと目的達成に向けて遅れがないかを確認しないといけない。

 

 

まとめ

筆者の説明するマーケットが分かるとインデックス投資を行うのがよいというのが分かる。

考え方として大事なことは以下の通り。

  1. マーケットはプロのファンドマネージャの投資判断で動いている
  2. 短期的にみるとリターンが大きいとか小さいとかあるけど、平均に回帰していくものである
  3. 短期的には暴落することがあるかもしれないけれど、長期的にはマーケットは成長していく
  4. インデックスはこれらを踏まえたマーケットと同じ動きをする

 

他の本も読んで勉強しつつ、目標を確認して、投資政策を立てはじめようと思う。

 

 

 

参考記事。

投資方針を考えるにあたり読んだ本。データを用いて高配当戦略とセクター戦略の優位性について書かれており、とても勉強になった。

gantt.hatenablog.jp