米国株ポートフォリオを作るにあたり、景気の転換に備えた業種分散も考えたい。
景気の強弱、金利の高低の組み合わせ(右上が「好況」、左上が「回復」、左下が「不況」、右下が「後退」)によって、人気となる業種は以下のように分布するらしい。
せっかくポートフォリオを組むんだから、各象限に属するセクターの銘柄を組み入れたい。
(*広瀬隆雄さんのブログ『MarketHack』より)
組み入れ銘柄の選定にあたり、米国企業の所属セクターの確認方法をまとめておく。
ただ、調べていると同じセクターでも表記が若干違ったりする…。
生活必需品が「Consumer Staples」だったり、「Non-Cyclical Consumer Goods」だったり。
ここではGoogle Financeでの表記をもとにまとめる。
「JNJ」で検索した場合を例にする。
Google Financeで「JNJ」を検索するとこんな感じ。
(*2017/08/11にGoogle FinanceでJNJを検索したときの結果より)
このページをそのまま下の方に移動すると、「Related companies」という表があり、同じセクターの企業がリストされている。
この表のすぐ下に所属セクターが書かれていて、「JNJ」は「Healthcare」セクターに所属していることが確認できる。
各象限に属するセクターをまとめると以下の通り。
第1象限 | 好況 | 工業株 | Industrials |
素材株 | Basic Materials | ||
消費循環株 | Cyclical Consumer Goods & Services | ||
第2象限 | 回復 | ハイテク株 | Technology |
金融株 | Financials | ||
第3象限 | 不況 | 通信株 | Telecommunications Services |
ヘルスケア株 | Healthcare | ||
消費安定株 | Non-Cyclical Consumer Goods & Services | ||
公共株 | Utilities | ||
第4象限 | 後退 | エネルギー株 | Energy |
関連記録。
広瀬隆雄さんの本に、米国株を選ぶときの基本がまとめられてます。大変参考になる。